そこで当社は余剰分の容積率160坪分を隣接地に売却することを提案した。
連担で容積率を売却すると、今後この土地には50坪以上の建物は建てられない。
もともと、この土地は間口が5.5メートルと狭く、大きなビルは建てられない。
それでも、将来においてはコインパーキングにするなど、有効に活用する方法はある。
東京・多摩地区の土地所有者にも、同じような提案をしている。
その方は駅前に340坪の土地を所有している。
現在は駐車場として活用し、収入はあるのだが、できればもっと有効な利用がしたいという相談を受けた。
この土地の容積率は400%で、約1360坪の建物が建てられる。
路線価格は坪当たり165万円だ。
当初は1階から3階までを店舗、4階以上はマンションという8階建てのビルを総額8億5000万円で建築し、土地とビルを担保に金融機関から全額借入れをし、30年間で返済していくという計画だった。
しかし、当社ではこのようなビルを建てても安定した収益確保は難しいと判断し、この案に反対した。
毎月300万円以上の支払いを今後30年間も続けなければならないのだが、これも今の金利水準でのことであり、30年のうちに金利上昇により、返済額が増えることも考えられる。